【症例報告】「毎年のように繰り返すぎっくり腰でご来院された女性の症状回復までの経緯」
《お客様》
女性 ５０代
《来院》
２０２２年１１月
《症状》
自宅の掃除中に中腰で荷物を持ち上げた際に腰に強い痛みが走り動けなくなる。整形外科ではぎっくり腰と言われ、湿布と痛み止めを処方されるが痛みが改善せず当院にご来院されました。来院時は身体を起こしてまっすぐに立つ事ができず、特に歩行時と椅子に座る立つなどの動作の際に痛みが強く出ておられました。
ここ数年間は毎年のようにぎっくり腰になり、その度に整形外科に行ったり整骨院に行くような状態を繰り返していた為、腰の痛みの改善はもちろんの事、今後のために再発防止する事も目的に施術を開始しました。
《施術内容と経過》
初回時には、骨盤の歪みや下肢長差が大きく、さらに肩～背中～腰と下腿部(ふくらはぎ)の筋肉の硬さが著明に見られました。また普段から足のむくみが酷く、足がだるくなる事が多いとの事で、疲労の蓄積と慢性的な循環の悪さが今回のぎっくり腰を引き起こした原因となっている可能性が考察される。
・２回目～
骨盤の前傾による歪みがあり下肢長差が大きく左右のバランスを崩していた為、骨盤調整を行った。
普段の座る姿勢が腰お尻に負担をかけていた為、座る姿勢とストレッチを指導。痛み10→5
・５回目～
肩～背中～腰の筋硬結の緩和。
足関節の可動域の制限により下腿の筋肉が硬くなっていた為関節の調整と筋硬結の緩和。また、むくみも見られた為リンパの循環を促す施術を行った。
水分摂取量や食事の摂り方のバランスが悪く内臓への負担がかかっていることも考えられた為、食事等の指導を行った。痛み5→2～3
・10回目～
普段からの慢性的な疲労の蓄積も大きく負担をかけていることを考慮し、疲労物質の排出を促す為に内臓調整を行って経過を見た所、痛みはほぼ消失。
ウォーキングや軽い筋トレなどの運動も開始。
その後、２週に１回、3週に１回とペースを開けて経過を見たが痛みは再発せず、運動習慣も身についてきたので月１回のメンテナンス施術に切り替え。
2年経過後の現在も「毎年繰り返していたぎっくり腰」は再発せず過ごせている。
《考察》
毎年ぎっくり腰を繰り返していた背景には、生活習慣からの慢性的な疲労の蓄積が内臓への負担をかけ、筋肉を硬くして姿勢の歪みを作っていた事が考えられます。また、腰の痛み自体が寛解してもそれらの根本的な原因が改善されていなかった為、定期的に痛みを引き起こしていたのではないかと考えられます。
こちらが指導した生活習慣の改善(運動習慣・食事指導)、セルフケアをご自身でしっかり取り組んで頂いた事で再発しない状態まで回復の結果に繋がった。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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